micro:bit のループ(for 文・while 文)の使い方 — 繰り返し実行プログラムの実装(3)

2026年6月2日

前回の記事では条件分岐(if 文)を使って文字種を判定する方法を学びました。今回は繰り返し(ループ)を取り上げます。繰り返しをマスターすると、回数指定・条件指定の両パターンで処理を繰り返し実行できるようになり、micro:bit プログラミングの基礎が一通り揃います。

繰り返しブロックで条件付きループを実装する

前回からの続きで b.) の機能を実装します。

  1. シリアルインタフェースで文字列を受信する
  2. 文字列が小文字なら大文字に変換する ← 今回実装(続き)
  3. 文字列を LED に表示する

前回の条件分岐を使えば、受信した文字列が小文字であった時に大文字に変換する機能を実現できます。例えば以下のようなプログラムです。

a・b・c の変換を条件分岐で記述したプログラム

a〜z まで記述すれば完成しますが、記述量が多くなります。一旦、以下のように「繰り返し」ブロックを使ったプログラムを記述してください。「繰り返し」のパーツは「ループ」パーツリストの中にあります。

「繰り返し」ブロックを使ったプログラム
ループパーツリストの繰り返しブロック一覧

Tera Term で “a" とタイプした時のみ、大きいハートと小さいハートが3回繰り返し表示されることが確認できます。これは回数を指定した繰り返しです。

次に、条件を指定して繰り返す例を見てみましょう。

条件を満たす限り繰り返すプログラム

こちらの例では “a" が入力されるまでは何も表示しませんが、一度 “a" が入力されるとずっとハートを表示し続けます。繰り返しブロックを自分で変更しながら実際の動作を確認してみてください。

繰り返し(for 文・while 文)の基本概念

繰り返しは一般的なプログラミング言語では for 文while 文と呼ばれます。繰り返しを使うことでプログラムをシンプルに記述できます。

  • 回数指定の繰り返し(for 文):〇〇回だけ実行する
  • 条件指定の繰り返し(while 文):△△という条件を満たす限り実行し続ける

次の記事では atoA プログラムを完成させるとともに、この繰り返しのより実践的な使用方法(ASCII コードを活用した変換アルゴリズム)について学びます。