AWS ルートユーザーの MFA(多要素認証)を Google Authenticator で設定する手順

2026年6月3日

AWS アカウントを作成したら最初に行うべき設定がルートユーザーの MFA(多要素認証)の有効化です。ルートユーザーはすべての AWS リソースへのアクセス権を持つため、パスワードだけでなく追加の認証デバイスで保護する必要があります。本記事では Google Authenticator を使った MFA 設定の手順を解説します。

ルートユーザーと MFA の基本

ルートユーザーとはアカウント作成時に自動生成されるユーザーで、AWS リソースに関するすべてのアクセス権を持ちます。漏洩した場合のリスクが非常に高いため、MFA による保護が必須です。

MFA(Multi-Factor Authentication)を有効にすると、ログイン時にユーザー名・パスワードに加えて、登録したデバイスが発行する一時パスワードの入力が必要になります。

事前準備:Google Authenticator のインストール

スマートフォンに Google Authenticator をインストールしておきます。App Store または Google Play から無料で入手できます。

AWS コンソールでの MFA 設定手順

AWS マネジメントコンソールにログインし、「サービス」→「セキュリティ、ID、およびコンプライアンス」から IAM を選択します。

AWS サービスメニューから IAM を選択する画面

IAM ダッシュボードにセキュリティアラートが表示されているので「MFA を有効化」をクリックします。表示されない場合はコンソール右上のアカウント名→「マイセキュリティ資格情報」からアクセスできます。

IAM ダッシュボードの MFA 有効化セキュリティアラート

「MFA の有効化」ボタンをクリックします。

MFA の有効化ボタンが表示された画面

MFA デバイスの種類として「仮想 MFA デバイス」を選択します。

仮想 MFA デバイスを選択する画面

「QR コードの表示」をクリックし、表示された QR コードを Google Authenticator で読み取ります。

QR コードを表示して Google Authenticator で読み取る画面

読み取りが成功すると Google Authenticator に6桁のコードが表示されます。

Google Authenticator に6桁コードが表示された状態

コードは一定時間で切り替わります。AWS の画面の指示に従い、6桁のコードを2回(時間をおいて)入力し、「MFA の割り当て」をクリックします。

6桁コードを2つ入力して MFA を割り当てる画面

以上でルートユーザーの MFA 設定が完了です。サインアウトして再度ログインすると、ユーザー名・パスワードに加えて MFA デバイスのコードが要求されるようになります。