micro:bit 判断力ゲーム:仕様

2020年12月28日

この記事で説明すること

この記事では私が作成した micro:bit 上で動作する判断力ゲームの動作仕様を説明します。実際のプログラムの内容については次回の記事で触れていく予定です。難易度の調整も作り手次第で、自分でやってみてもしばらく遊べる内容に仕上がっているかと思いますので、一緒に作っていきましょう。

判断力ゲーム概要

このゲームでは micro:bit の25個のLEDのエリアを以下のように、「ゲームエリア」「ライフエリア」に分割し、プレイヤーは「ゲームエリア」内である判断を行い、そのスコアを競うことが出来ます。

プレイヤーはゲームエリア内の中の「自機エリア」内で、AボタンとBボタンを使い、自機を自由に動かすことが出来ます。ゲームが始まると一定時間毎にゲームエリアの最上部に弾が生成され、下方向に向かって飛んできます。

プレイヤーは自機が弾に当たらないよう、Aボタン(左方向に移動)とBボタン(右方向に移動)を駆使し、弾を避け続けて下さい。自機はゲームエリアの外に出ることは出来ませんので、ゲームエリア左端に自機がいる時にAボタン(左方向に移動)することや、ゲームエリア右端に自機がいる時にBボタン(右方向に移動)することは出来ません。

ライフエリアは自機の残数を表示しており、ゲームスタート時は 5 からスタートします。この時、ライフエリアのLEDは一番上のLEDのみが点灯状態となります。弾が自機に当たると自機の残数が1つずつ減り、残数1の状態で弾が自機に当たるとゲームオーバーとなります。ゲームオーバーになると、獲得スコアとその評価が micro:bit のLEDに表示されます。

使用するボタンとその意味は以下となります。

・Aボタン : 自機を左に移動

・Bボタン : 自機を右に移動

・A + Bボタン : リセット(ゲーム最初からスタートする)

点数としては、一定時間毎に +1点ずつ加点されていき、ゲームオーバー時に10点以下だとBad、11点以上19点以下でGood、20点以上でGreatの評価となります。

また、ゲームが延々と続かないように、一定時間毎に弾の進行速度が少しずつ早くなるような仕組みも用意しました。操作を誤らなければゲームが終わらないよう、1回に出現する弾の数は最大で2つとなり、必ず弾を避けるルートが作成されるようになっています。

最後に

おそらくゲームに慣れた大人ならGreatの評価、反射神経・判断力に自信のない方であればBadの評価となるようなゲームバランスで私はプログラムをしましたが、この辺りは実際にプログラムを記述するにあたり、皆様で調整頂ける範囲かと思います。

次回はこのゲームをプログラムしていきます。何か仕様に関してご不明点がありましたらお気軽にお問合せ下さい。